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ごめん、俺思春期なんだ。 ターバン野口よ永遠に・・・・after story
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『あの日』から数ヶ月後。俺はものすごい勢いで押し寄せる「受験シーズン」と格闘していた。


さすがの俺も勉強しないわけは無くて、日々因数分解やバルキスの定理に悪戦苦闘していた。



『アイツ』がいなくなってから、樋口たちは必死で気を使ってくれた。というより、人間っぽくなった。



そのことに感謝したかったから、俺はあえてそこにツッコまなかった。



そんな日が続いていたある日。



俺は夜食を買うために、コンビニに行くことにした。



今年のホワイトデーは諭吉からもらえるのか、という談義をしている樋口と式部を置いて家を出発して5分。



『アイツ』と別れたのはここのコンビニだ。




俺は中に入ってお菓子とラーメン、そして「飲むヨーグルト」を買い物カゴに入れた。


その時、いきなり誰かが俺の肩をトントン、と叩いた。

びっくりして振り返ると背の高い男が、俺を見ていた。

黒いスーツに変な帽子。

まるで「笑うセールスマン」じゃないか。


唖然としていると、何も言わずそのまま立ち去ってしまった。

残されたのは、俺の出所のわからない恐怖心と、買い物カゴだけだった。









それから数日後、郵便受けに手紙があった。


しかも、それはいわゆる「不幸の手紙」というものだった。



内容的には、「○○神社(うちの近所の神社のこと)で、指定された日、時間にお守りを買え。さもないとお前の受験は失敗する」って感じだった。

たしかにあそこのお守りは学問に強いらしいが、何故「買え」という指示なのだろうか。


不幸の手紙は回すことに意義があるんじゃないのか?


これじゃ俺のところで止まるぞ?


「不幸の手紙」なんて何の信憑性もないものだから別に買いに行かなくてもよかったけれど、指定された日が休日だったし、手紙の裏面にびっしりと「落」と書いてあったのが妙に怖かったので、買いに行くことにした。









時は、「あの日」の「あの後」にさかのぼる。





(コンビニ内にて)


「店長、コレ知ってます?」

「え、何これ?」

「これターバン野口っていうんです。ターバン巻いてるみたいでしょ」

「あ、本当だwwwあ、凄いじゃんwwww君が作ったの?」

「いえ、お客さんがこれで支払ったんですよwww」

「コレ面白いwwwwwもらって良い?www」

「どうぞwwww後で代わりの金入れといてくださいねww」






(見沢家にて)

「ただいまー」

「パパ、おかえりー」

「今日はね、美紀ちゃんにおみやげがあるよーwww」

「何ー?」

「これ、コンビニでもらったんだよwww大切にしなよ?」

「(変な千円札・・・)うん、わかった。」





(三河玩具店にて)


「おじょうちゃん、お買い物かい?」

「うん。これちょうだい。」

「千円だよ?おじょうちゃんお金持ちだねぇw」

「昨日千円もらったんだぁww」

「そうかいwwwwおや、これは不思議なお札だねwwwwまいどwwww」


(三河家にて)

「じいちゃん、神社いくから小遣いちょーだい」

「よし、わかった。今年は受験だから、しっかりお願いしてきなさい。千円でいいな?ほい。」

「何コレじいちゃんターバン野口折れるのかよwwwwやるじゃんwww元に戻すよ?」

「かまわんよ」





(○○神社にて)

「お守りください」

「800円になります。」

「・・・お姉さん可愛いね。彼氏いるの?」

「おつり200円です。」

「・・・・シカトかよ」









俺が神社に着いたとき、巫女さんは何故か不機嫌そうな顔をしてた。変なの。


お守りが800円だったので、ついでにおみくじもしといた。


学問はこのままでおkらしい。一安心。ちなみに、あと待ち人きたるって書いてあった。


大きいお金しかなかったので一万円札で支払って、九枚の千円札を受け取った。


その中に一枚、やけに折れ線がある千円札があった。












家に帰って一息つくと、やはりあの折れ線の千円札が気になった。


テーブルの上に出してみる。



軽く折るとこの折り方は自分が知っているものだった。


しかも、それは自分にとって忘れることが出来ないもの・・・。


(待ち人きたる)


その言葉を思い出したとき、千円札は、まるで野口英世がターバンを巻いたかのような姿になっていた。


「な・・・まさか・・・!?」




「ヘイヘーイ!!真打ち登場~ww」


その時、家の呼び鈴が鳴る。

驚きを隠せないまま、玄関を開けると、コンビニで出会った、あの男がいた。


「喜ぶのはわかるけど、これからが問題だよ。んじゃ、中へ入れてもらうよ」








「・・・・・。」



俺は黙っていた。いろんなことが頭の中でぐるぐる廻っているみたいだ。



「こうしているのも悪くないが、君の家では客人にお茶を出すという習慣は無いのかい?」



焦って俺がお茶を淹れると、その男はゆっくりとお茶を飲み始めて、ひと息ついた。



「さて、君には知りたいことがたくさんあるだろう。答えていくから言ってみなさい」



「なんでターバン野口がいる場所がわかったんですか?」


「あぁ、それは簡単。私は未来から来たからね




「冗談はやめてください」




「いや、本当なんだって・・・・信じてくれないと困るんだけど・・・」




「仮に本当だとして、なんで俺のところにきたんですか」



すると、男は真剣な表情で説明し始めた。



「もし、君が私と出会わなかったのなら、時間はこのまま進んで今も君は野口くんと出会うことが無かった。わかるね?
問題はその後なんだ。未来では、霊の存在が立証されている。
そんな時、君の野口と会いたかったという負のオーラが具体化し、未来の紙幣が霊的な何かによって真っ白い紙になってしまっているんだよ。作っても作っても、白に戻る。まさに異常だよ。
だから経済はパニック状態になってしまっている。それを事前に食い止めるために私はここにきたんだよ。」




つまり、未来を変えるためにここに来た、ということか。





「でも俺はあの時、野口と別れても後悔しないって思ってました」




「じゃあさっき再開したときの喜びはどこからきたものなのかな?」




「・・・・・。」





「まぁ、人ってのはそんなもんだよ。気にしない方がいい。だがね、さっきも言ったようにこれからが問題なんだよ。」





「・・・どういうことですか?」





「実は私はこの世界のほかにもうひとつ違う世界に行っている。いわゆるパラレルワールドだね。そこでも私は、君と野口君を再会させた。」




「いまいち意味が解らないんですが・・・」




「うーん・・・ほら、『バックトゥザフューチャー』とかでもこんなのあるだろ?」




「日本語でおk」





「うん、ごめん。まぁ、なんとなく理解しといてくれ。じゃ、話を進めるぞ。君達が再会してハッピーエンドと思われたが、未来ではまた紙幣が真っ白になってしまった。なぜだかわかるかい?」





「わかりません。」





「じゃあね、たとえば君に好きな人がいるとする。で、その子は残念ながら違う子と両思いなんだ。
あるとき、その子の好きな子が転校してしまって、その子は後悔しながらも好きな子と別れてしまった。
君は正直嬉しかった。そんな時、その子の好きな子が再び戻ってきてまた両思いになった。君ならどう思う?」





「厨二病乙って思います。





「うん、ごめん。私が馬鹿だったね。とにかく、君と野口君の再会を恨むヤツがいたって事さ。今度はそいつの恨みによって未来がパニックになってしまった。」




「最初からそう言ってください」





「反省した。まぁ、とにかくだ。今回でこのパニックを解決したいと思う。協力してくれるね?」




「うん、良いよ」





「最初敬語だったじゃん・・・・。まぁいいや。んじゃ、野口君を私の前に置いて」


仕方ないので、少し怖がる野口を、彼の前に置く。





「ほいっと」



「おい、ストイック兄ちゃん!まさか俺を煮て食ったりしないよなぁ!?俺はターバンだけは脱が」




「わかったから静かにしてくれ。さもないと未来の日本銀行でシュレッダーにかけるよ?」





「ハッ・・・!!なんてヤツだ・・・」



「じゃ、この縄を四角いテントみたいに囲ってくれないか」



「これって・・・・結界・・?」




「よく知っているじゃないか。もうすぐ野口君にその恨んだ人が憑くからね。それで徐霊するのさ。大丈夫、
野口君なら耐え切れるさ」






「ストイック兄ちゃん!!これは新しい束縛プレイなのか?あんた変な趣味なんだな!・・・だが、俺もそういうの嫌いじゃ」


「お前カッターで切るぞ」




「ヒィィッ!!」



そんな会話をしながら、10分後、家の真ん中には縄で作られた結界と真っ白なお札(非常用らしい)が設置された。




「そんじゃ、始めるか。野口君、頑張ってね。」



「おう!・・・・俺実は隠れMなn」




「よし、いくぞ!」





そういうと彼は、手で印を組みながら、なにやら呪文を唱え始めた。



「カラリンチョウカラリンソワカカラリンチョウカラリンソワカ・・・・・・」




最初はのんきに見ていたが、よく見てみると、風も吹いていないのに結界の縄が揺れている。
そして、数分後彼は「千円札」に向かって語り始めた。




「偉大なる不動明王に変わりて我が尋ねる。そなたはなんぞや?」



「我こそ・・・誇り高き千円の札に相応しき者なり。我が名は夏目金之助。後世に渡り褒め仕る者である」




「まさか・・・恨んでいたのって・・・」





「やっかいだな。夏目漱石じゃないか・・・」




「この人の恨みの心が凄まじすぎるよ。一回徐
霊してみるけど・・・」





「我こそは偉大なる不動明王の代わりとなる者である。直ちにこの世の未練を無くし天界へ帰れ。さもなくば我が徐霊を行うぞ」



「・・・やってみるが良い」





「あー俺もうキレた。コイツ絶対地獄落としちゃお」




そういうと、なにやらまた呪文を唱え始めた。



千円札からうめき声が聞こえるのはどうやら利いているからのようだ。




それからしばらくして結界の縄の揺れが止まった。





「どうにか徐霊できたみたいだね・・・野口君、大丈夫かい・・・?」




「・・・・・あ、あぁ・・・」




「良かったですね!」



「あぁ、でも最後のチェックだ。・・・君は本当に野口君なのかい?」


「・・・当たり前だ!疑うならターバン取って見てみろっつーの!」




「あぁ、ごめんw一応確認したk」



「・・・・いや、お前は野口じゃない!!」




「え?」




「確かに野口なら必死で自分であることをアピールしただろうさ。でも、あいつは絶対に「ターバンを脱がしてみろ」なんて言わない!!」





「・・・・そうさ、俺はアイツじゃない。だが、今のお前らはもう疲労困憊。何も出来やしないだろう?w」





「陰陽道をなめてもらっちゃ困る。疲れたなら助けを呼ぶだけさ」





「・・・・どういうことだ?」






「こういう事さ」

そういうと彼は、緊急用と言っていた紙をたたんで、また印を組み始めた。



「オン ウカヤボダヤダルマシキビヤク ソワカ 式神降臨っと」




一瞬でグレーになったその紙は、まるでお札のようだった。





そして・・・・・・







「やっほー☆お待たせぇ♪」

070218_2120~001.jpg







見るからに厳格そうな顔つきとそのシャープな声は、見るもの全て漱石までもを驚かせた。






「なにコイツ・・・・」




「ちょっと~それひどいよぉ~w私板垣退助って言うの。皆から『ガッキー☆』って呼ばれてるんだ☆」



もはや驚きを通り越して気持ち悪くなってきた。


遠くで恐る恐る見ていた樋口たちも塩せんべいを落としていることに気づかないぐらいだ。



「あぁ~今回のお客さんはきみかぁ☆大丈夫。一瞬で地獄に送ってあげるからね♪んじゃ、いくよぉ~」



「待て!ふざけるな!俺は神聖なる文学の天才、夏目金之助様だz」



「滅っせよ☆」





あっという間の出来事だった。

まず、板垣が夏目に飛び掛った。

必死で抵抗したが、夏目は反応が遅れた。


そして、これは非常に考えたくもないのだが・・・・・あくまで俺にはそう見えたってだけで確証は無いが・・・・・
板垣は夏目に・・・キスをした。



その瞬間、あのピンと張り詰めた空気は消えて、残ったのは笑顔の板垣だけだった。


「あ~おいしかった☆結構イケメンだったねw」



いや、それは野口の顔なんじゃないのか・・・・?



「ごめん、出しちゃうといつもこうなんだよね・・・・勘弁してあげて・・・・」



道具を片付けながら謝る彼の顔には、少し笑顔があった。




数分後、本物の野口が目覚めたので、あのときのことを聞くと「ずっとオカマに追われてた。それだけは覚えてる」と、泣きそうな顔で話していた。




「それじゃ、そろそろお邪魔するよ」



「あの、ありがとうございました。お名前だけでも聞かせてもらえますか?」


「俺かい?お金を作る陰陽師、矢部野彦麻さ」






こうして、俺らは、元の生活に戻ったとさ。


これからもハチャメチャなことがあっても、なんとかやっていくんだと、思います。 俺らのペースで。

                    おしまい


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この記事のコメント
超越しすぎ笑 てか呪文の中に気になるwordを混ぜたのは故意ですか?(^^;)
2007-02-27 Tue 01:16 | URL | 受験生♀ #-[ 内容変更] | top↑
>>受験生♀

へぇwwww細かいネタに気づきましたねwwwww故意ですwwww

2007-02-27 Tue 19:00 | URL | 違う管理人 #-[ 内容変更] | top↑
おもろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
2007-02-27 Tue 21:38 | URL | 約受験生 #-[ 内容変更] | top↑
>>約受験生

ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
2007-02-27 Tue 23:08 | URL | 違う管理人 #-[ 内容変更] | top↑
すげ♪
2007-03-12 Mon 21:56 | URL | かえで。 #-[ 内容変更] | top↑
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